木質ペレットを燃料とするストーブのことで、かんたんに説明すると薪ストーブと石油ファンヒーターのいいところを併せ持った今注目されている環境型の暖房機です。

薪ストーブに比べ煙が出ない構造で、電源コードをコンセントにさして使うのでスイッチによる点火、ファンによる送風や火力調整、本体内蔵タンクからの自動燃料供給、タイマー運転やスマホによる遠隔操作などができる製品があります。

扱いが簡単なことや輻射熱と自然対流で体の芯までじんわりと暖まるのが特徴で、なにより実際に燃え上がる炎を見ることで心が和み、癒しの効果があるので、忙しい日常の中にリラックスした環境を加えることができます。

「バイオマスエネルギー*1」と「カーボンニュートラル*2」を兼ね備えた環境に優しい暖房器具として注目されていて化石燃料のように大気中の二酸化炭素を増加させることがないことから、カーボンニュートラル・脱炭素、低炭素という意味あいでも今後普及が期待されてます。

*1.バイオマス*3を原料として変換されたエネルギーであり使用すればCO2を排出するものの、CO2を吸収して成長する木材などを材料として使っていることから、全体で見れば大気中のCO2の量に影響を与えない「カーボンニュートラル」なもの
*2.温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること
*3.動植物などから生まれた生物資源の総称

 

乾燥した木材を細粉し、圧力をかけて直径6～８mm、長さ５～４０mmの円筒形に圧縮成形した木質燃料です。
木質ペレットの原料は、森林の育成過程で生じる間伐材などや、製材工場などから発生する樹皮、のこ屑、端材など、再生可能な資源である間伐材などを利用することにより、森の再生を手助けすることができる環境に優しい再生可能エネルギーです。
また、木質ペレットは燃焼によって二酸化炭素を発生しますがこの二酸化炭素は原料となる植物が成長過程で光合成によって吸収しているのでライフサイクルで見ると大気中の二酸化炭素を増加させることにはならないといわれており、植物の成長により再びCO2を吸収し、エネルギーの消費と植物育成のバランスを保つ限り、実質的にCO2排出がゼロ（±0※）であるエネルギー源となります。
間伐材などの不要物を原料とすることや、二酸化炭素排出量削減の観点、近年の原油価格高騰によるコスト削減の観点から急速に注目を浴びている燃料です。

 

 

ストーブ本体のほかに排気筒などの部材が必要になりますので工事費用については、部材を含めて15～30万円位が目安となります。
実際には、お住まいの仕様・選定商品・設置場所等も検討する必要があるので、無料で現地調査を承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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