▼エコキュートのしくみ


日本冷凍空調工業会ヒートポンプ給湯器委員会は、2015年1月以降にエコキュートを設置した東北～九州の戸建て住宅に住む500人超の方にアンケート調査実施しました。
エコキュートの購入したきっかけや使用満足度などの調査結果を一部抜粋してご紹介いたします。

▼購入前の機器（主要TOP５）
・都市ガス　　　29％
・プロパンガス　32％
・エコキュート　19％
・電気温水器　　11％
・石油給湯器　　7％

都市ガス・プロパンガスなどガス給湯器からの買換えがダントツに多く、61％という結果となりましたが、一方で石油給湯器から買換えが減ってきています。
ここ数年、石油価格の高騰がほとんどなく安定傾向にあったためと思われます。
それに代わるように、電気温水器からの買換え・発売から20年が経過したエコキュートの買換え時期も重なり、これらの買換えが年々増えてきています。

エコキュートを購入する際「不安が明確にあった・何となくあった」と回答した割合は37％でした。

▼不安に思った内容
・購入コストが高いのでは？
・電気代が下がらなくなるのでは？
・停電時使えないのでは？
・湯切れしないか？

といった意見があがりました。いまだに電気代が高いのでは？湯切れする？といった不安があります。
しかし停電・湯切れに対する不安については、
・停電・・・前回51％→42％
・湯切れ・・前回44％→32％
と、いずれも前回の調査から減少し、少しずつ払拭されつつあります。

▼エコキュート購入の決め手
・光熱費が安くなる
・オール電化にしたかった
・火の気がなく安心
・販売店の勧め
・環境に良い
・価格が安い
・知人の勧め

▼購入後の満足度
・満足　　　47％
・やや満足　49％
・やや不満　4%
・不満　　　0％

満足、やや満足と回答した方を合わせると、96％の方が満足しているという結果でした。
不安という意見の多かった、購入コストが高いのでは？電気代が下がらなくなるのでは？停電時使えないのでは？湯切れしないか？の４つの項目についての満足度を見ると、それぞれの項目において満足・やや満足と回答した方は90％以上という結果になり、購入前に感じていた不安は使ってみた結果、ほぼ解消されているようです。

実際にエコキュートの各メーカーでは、省エネ性はモデルチェンジをするごとに上がっていますし、停電時も使えるように改良されています。
導入コストも以前に比べて下がってきています。
湯切れについても、おまかせ運転で湯切れしないように設定できるほか、万が一お湯が足りなくないそうな日はボタン一つで沸き増しできます。
ランニングコストや停電時について、以前のコラムでご紹介しておりますのでぜひそちらもご覧ください。

→ コラム「給湯器こんな症状ありませんか？」

さらに最新のエコキュートは、太陽光発電と連携してさらに賢くお湯を沸かす機能やアプリを使って遠隔操作できるものも登場しています。

→ 三菱電機エコキュート
→ ダイキンエコキュート
→ 日立エコキュート
→ パナソニックエコキュート
→ コロナエコキュート

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