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思い出めぐり

2022.10.15
スタッフブログへようこそ。家族が一緒にいられる時間は意外と少ないのかもしれませんね。こんにちは山本です。
私の実家は、今では家族が集まっただけで笑いが絶えない家です。(昔は喧嘩が絶えない家でした)
実は昨年から父の老人ホームの入居を申し込んでいて、もうすぐ家族が揃うこともなくなるのかなとしんみりしています。
そんなことを思っていたある日、偶然、かつて父が長年勤めた会社を見つけました。
施設に入居する前に、思い出の場所や見たいところに連れていってあげようと思い、ある天気のいい日に父と母を誘いました。
コロナ渦でどこにも連れて行ってあげられなかったので、本当は旅行にでも連れていってあげたかったのですが、大好きな海を見ながら市内をふら~~とドライブしただけです。
父はコロナ渦になって急激にできることが少なくなってしまっています。
後遺症で体の機能だけでなく、認知機能にも障害があるため、調子が悪い時は自分の子供も分からなくなってしまうことがあります。
ただ、私のことはいつ聞いても覚えていてくれています。

この日も、かつての仕事場を巡ったりしながら話をしていましたが、最初は忘れてしまっていました。
でも、父にとって一番よかった時代の話をしたら思い出したようで涙ぐんでいました。
鬼とよばれていた父の姿はどこへやら?といった感じで、涙もろくなり、ニュースで小さな子供の事件や事故を見るたびに涙しているそうです。

最後に、かつて務めた会社に行ってみました。
当時を知る人はもういないでしょうから、敷地には入らず、外から眺めただけですが、父に覚えているか尋ねると「覚えている」と即答でした。
社会に出て間もなく入社し、50歳になるまで在籍した会社です。

この間、家族が危篤でも、結婚しても、子供が産まれても、家には帰れず家族と一緒に暮らす時間はほとんどなく仕事一筋でした。
早くに父親を亡くし家が貧乏だったので、長男だった父が家族のために必死に働き、兄弟の学費も工面していたそうです。
結婚して家庭をもってからも、本当は一緒に暮らして子供の成長を見ていたかったけれど、貧しい思いを家族にさせたくなくて、必死で働きました。
家族が大好きで、家族と一緒にいたくて、私には三八圏内から出さない!と言ったほどの人です。

そんな父が50歳になる時、今まで家族と一緒に過ごせなかった分これからは一緒に過ごしたいから、少し早いけど・・と会社を辞め、自営をはじました。

それからわずか2年後、私が主人を連れて行き突然結婚宣言をし翌年家を出たので、父と過ごした時間は本当にごくわずかです。

(本当にお父さんごめんなさい)
この先一緒に過ごせる時間が長いのか短いのかは分かりませんが、後悔しないよう、残された時間を大切に過ごしていきたいと思います。
 

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この記事の担当山本

娘には『天空の城ラピュタ』にでてくる、パズーのような男性と結婚して欲しいと思っている、スポーツ大好き主婦です。(見る方専門です)

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