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スマートメーターって何?

2015.12.15
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メーターのスマート化

2014年4月の省エネ法の改正によって、各電力会社がスマートメーターの導入を決定しました。各電力会社の管轄の全世帯のメーターを順次スマートメーターを置き換え、2024年度末に設置を完了する計画です。

2016年4月から電力小売り全面自由化が始まると、スマートメーターを設置した家庭とそうでない家庭で不公平感が生じかねないと、政府が主宰する検討委員会の指摘を受けて、各電力会社がスマートメーターの設置計画を前倒しすることが明らかになっています。
東北電力では2015年1月からスマートメーターの設置を開始しており、2023年度までの設置完了を目指しています。
 

ところでスマートメーターって?

スマートメーターとは、30分単位で記録された電気の使用量などのデータを光ファイバーや無線などで双方向に通信機能を持たせ、遠隔通信できる次世代の電力量計のことです。
30分単位の使用量を電力会社がデータを集計し、利用者に提供されることにより、各家庭で電気の利用状況が把握できるようになります。欧米では既に導入が始まっており、関西電力や東京電力による実証試験では、利用者の節電行動が促されるという結果が出ています。
将来は、家庭に設置した太陽光発電の状況に合わせて発電所の運転を調整する機能を備える可能性もあります。
また、従来の現地での検針や契約変更時の計器の交換等もなくなり、ユーザーにも電力会社にとっても双方に多くのメリットがでてきます。
 

スマートメーター導入による5つのメリット

①時間帯ごとの電気使用量の見える化
②電力ひっ迫時に「デマンドレスポンス」(使用する側での使用の制御)
③HEMSとの連携でリアルタイムデータ供給、最適な運転・制御
④計器取替時の停電回避
⑤太陽光発電の売電メーターが不要になる

 
HEMSを導入しているご家庭では、電力使用状況や太陽光発電の発電量に応じて、エアコンの温度設定や電気自動車の充電など効率的に使用することができます。
東北電力によるスマートメーターとHEMS機器を連携した電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)の提供が2015年10月1日から始まりました。スマートメーターで計測した30分ごとの電気の使用量などのデータをHEMSに発信するもので、電気の使用量の見える化や対応する家電機器の自動制御が可能になるなど、効率的な使用が可能になります。

スマートメーターの設置についても、東北電力では2015年10月1日以降、取り替えの対象を深夜電力および融雪用電力を除くすべての契約メニューに拡大するほか、新築など電気使用の新規申込などに設置対象を拡大しています。
また、2015年1月から一般家庭など低圧で電気を使用する一部契約メニューの顧客を対象に、現在設置しているメーターの検定有効期間満了時期にあわせて順次、スマートメーターへの取り替えを進めています。
2015年10月以降に太陽光発電連系の申請をした場合は、スマートメーターの双方向計量機能を使うことで、一部の条件を除き、売電メーターは不要となりました。
今後、特定の条件のメーターを使用している場合を除き、ユーザー側の売電メーターの有効期限が切れる際には東北電力側でスマートメーターに交換し、お客様の売電メーターは撤去していくことになりました。

このように様々なサービスが期待できるスマートメーター。今後、電力自由化に伴い、様々な電力会社の料金メニューを比べるにも便利に使えそうですね。
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この記事の担当山本

子育て主婦として日頃感じていることや発見したことを発信していきます。
 

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