スタッフブログへようこそ。ルー語がマイブーム！こんにちは山本です。
直訳英語を無理やりねじ込む感じが、今になってハマっています。いいかげんにホワイト（しろ）。
若い方はご存じないですかね（笑）。

さて先日、ボスとトゥギャザーして太陽光発電を設定されているお客様のお宅へ出力制御の設定作業に行ってきました。
（↑早速使ってすみません。）
太陽光発電システムを設置されている一部のお客様に、昨年から電力会社から出力制御に関する案内が届いています。
この案内が届いているお客様は対応しなければならず、期限は2020年1月末までとなっています。

パワコンを交換する必要がある場合、ソフトウエアのアップデートで済む場合、出力制御に対応する機器を新たに設置しなければいけない場合等々、設置されているメーカーや設置した時期などお客様によって違い、対応作業や方法なども違うのでマニュアルを見ながらの作業です。

弊社にて販売・施工致しましたお客様へは順次ご対応させていただいております。
設定作業がまだのお客様もいらっしゃいますが、順次ご連絡の上ご訪問致しますので、もう少しお待ちくださいませ。

そもそも『出力制御』ってなに？というお客様もいらっしゃるかと思います。
電力会社からの案内を見てもよく分からなかったというお客様もいらっしゃいましたので、簡単にご説明いたします。

Q１．出力制御とは？
　Ａ．電力会社からの要請により、発電した出力を減らしたり停止させたりして発電設備からの出力をコントロールすることです。

電気は瞬時瞬時の需要・供給のバランスを保たなければなりません。太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーは天候に左右されるため、発電量を調整することができません。
暖房や冷房を使用しない春や秋に、工場などが休みになる休日は、電力の需要は年間のピーク時の半分程度になります。
しかし春の昼間は、天候がよければ太陽光発電が年間でもっとも発電する時期です。
場合によっては、電力が余ってしまう可能性が生じてしまいます。余った電気をムダにしないように送電線を増やすことも考えられますが、費用も数約億～一千億円単位となるだけでなく設置までの年月の問題もあり、近々の対策としては現実的ではないのが現状です。

Ｑ２．今回対象となるのは？
　Ａ．①500kw以上の発電設備
　　　②高圧・特高連系設備（電力会社 契約申込受付日：2014年10月１日～2015年1月25日）
　　　③10kw以上（電力会社 契約申込受付日：2015年1月26日以降）
　※上記の日付は、電力会社の契約申込受付日であり、売電（連系）を開始した日ではありません。
④10kw未満（電力会社 契約申込受付日：2015年4月1日以降）
今回の出力制御対応に該当するのは、①～③までとなっています。④2015年4月１日以降に受付された10kw未満も対象とはなっていますが、10kw以上の出力制御後に行う優先的な扱いとされており、電力会社も住宅用については現段階では行わない方針です。

Ｑ３．何を用意すればいいの？
　Ａ．インターネット環境をお客様にご用意していただく必要があります。（指定のプロバイダー等はありません）

電力会社では、出力制御に対応するには原則としてインターネット環境が必須としています。
これは、毎日更新される出力制御スケジュール情報を取得するためです。
更新スケジュールは、気象情報などをふまえた詳細な制御値などの情報で、出力制御は最小限にとどまるとされています。
これを取得できない場合やインターネット環境がない場合は固定スケジュールとなり、年間のおおまかな制御スケジュールとなり、更新スケジュールに比べ損失が増えてしまう可能性があります。

※出力制御に対応するには、インターネット環境の他、出力制御対応のパワコン・制御装置（出力制御ユニットなど）が必要となりますが、施工店や販売店に確認していただく必要があります。

→ 東北電力　出力制御に関するお知らせ

→ 経済産業省 資源エネルギー庁　出力制御について